潮干狩りなどで取れるあさり。またスーパーで買えるあさり。

実は消費期限がめっちゃ短く、当日か翌日には食べないといけません。

そんなあさりの消費期限切れを食べてしまうとどうなるのか、実体験をお伝えしたいと思います。

海岸沿いの露店で買ってきたあさりを水に漬けて砂抜きをしたまま母が忘れてしまっていたようです。

消費期限が書いてあるステッカーなども無かったため、母の記憶だけで使われてしまったんです。

そんなことは全く知らなかった私は夕食に出されたあさりの潮汁を食べました。

あさりが何となく苦い感じはしましたが、普通に美味しく頂きました。

その後少し飲んでから早めに寝ました。

翌朝になり目を覚ましたのですが、体が全く動かないのに気が付きました。

まるで金縛りの様な感じで、意識はあるものの体全体が痺れているんです。

母を呼ぼうと思いましたが声も出ない状態でした。

そのまま昼過ぎまで脂汗をかきながら耐えていたところに母がやっと来てくれました。

それでも私の異常にはなかなか気が付いてくれず、いつまで寝ているんだと文句を言われる始末でした。

私が返事もしない事にやっと気が付いてくれたようで、すぐに薬を飲ませてくれました。

飲み込むのもやっとだったのに母は動転してしまい救急車を呼ぼうとしていました。

それを見ていた私はやっと声が出るようになり病院に連れて行ってくれるよう母に頼みました。

病院では点滴を受け落ち着きましたが、ひどい食中毒だと診断されました。

生のあさりは常温であれば季節にもよりますが、買った当日がほぼ消費期限になります。

塩水に漬けて冷蔵庫に入れておいても翌日が消費期限と考えなければいけないようです。

長期保存には冷凍保存しかなく、貝殻が付いたままでは難しい事から缶詰や冷凍食品が多く使われているようです。

熱を加えて調理したものであれば冷蔵庫で一週間ほど持たせることは可能ですが、早く食べるに越したことは有りません。

あさりには貝毒と呼ばれるものが含まれる場合もあり、これは加熱しても消毒出来ない為注意が必要です。

消費期限とは関係なくもともと含まれる毒素なので食べて異変を感じたらすぐに病院に行く必要があります。

消費期限切れの場合にはノロウイルスなどが繁殖してしまいますが、85度以上の加熱で死滅するので基本的には食中毒にはなりにくいはずです。

かといってその他のウイルスが繁殖している可能性もありますのでやはり消費期限は守らないと危険です。

あさりを保存したい場合は冷蔵庫ではほとんど持たないので冷凍保存がおすすめです。

冷凍する場合は塩抜きをしてから水気を拭き取り、ジップロックなどに入れて保存します。

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